投資を始めようと思ったとき、まず私が取り組んだのは「生活防衛資金を貯めること」でした。
投資をするなら、まずは何かあったときのためのお金を確保しておきたい。そう考えて、できるだけお金を使わない生活を始めました。
……でも、最初の頃の私にとって、節約は「我慢」の連続でした。
食べることが大好きな私にとって、食費の節約はかなり辛かった私にとって、衣食住の中でも特に大切なのが「食」です。
おいしいものを食べることが好きで、外食も好き。そんな私が最初にやった節約は、とにかく食費を減らすことでした。
外食の回数を減らす。
なるべく家で食べる。
お出かけの頻度も減らす。
そして、「今日はお金を使わない日」と決めて、できるだけ財布を開かないようにする。
今振り返ると、かなり極端な節約をしていたと思います。
当時、20代前半だった私は、一人暮らし用の1Kの部屋で生活していました。
節約のために外出することも減らしていたので、休日にやることがありません。家でスマホをずっと眺めている。またスマホを見る。
そして気づけば一日が終わっている。
そんな生活を繰り返していました。節約疲れで、結局「爆食」してしまうもちろん、そんな生活をずっと続けられるわけではありませんでした。
「もう我慢したくない!」と節約疲れを起こしてしまうこともありました。そして、その反動でビュッフェなどに行って、思い切り食べる。
「今日はもういいや!」と、普段我慢していた分まで食べてしまう。
そして後から、「また使ってしまった……」と後悔する。
節約する。
我慢する。
ストレスが溜まる。
反動でお金を使う。
また節約する。
当時は、こんなことを繰り返していました。
そんな生活を続けた結果、貯金は約100万円まで増えました。
もちろん、100万円貯まったこと自体は嬉しかったです。
でも、それ以上に強く感じたことがありました。
「これだけ我慢して、これだけ頑張っても100万円しか貯まらないのか……」という落胆です。
外食を減らして。
お出かけを減らして。
欲しいものも我慢して。
お金を使わないようにして。
それなのに、貯まった金額は100万円。
当時の私は、「もっと節約しないといけない」と思っていました。
でも、今振り返ると、必要だったのは「もっと我慢すること」ではなかったのだと思います。
その後、コロナで仕事を失ったその後、コロナ禍で仕事を解雇されるなど、思うようにいかないこともありました。
お金について改めて考える機会が増え、「どうすれば、無理なくお金を残せるんだろう?」と考えるようになりました。
そこで知ったのが、「先取り貯金」という方法でした。とあるライオンさんが話していたのを聞いて、「なるほど。そもそも、お金が余ったら貯金しようとするから、使ってしまうんだ」と気づきました。
そこで、節約の方法を少しずつ変えていきました。「我慢する節約」から「仕組みで貯める節約」へ。
まず始めたのが、先取り貯金です。
給料が入ったその日に、貯金する金額を別の口座へ移す。
最初から「使っていいお金」を減らしてしまえば、残ったお金の中で生活すればいい。
これだけでも、かなり気持ちが楽になりました。
さらに、固定費も見直しました。
私が見直したこと
・給料日に貯金分を別口座へ移す
・スマホを楽天モバイルに変更する
・電気・ガスを見直す使っていないサブスクを解約する
・週の食費を6,000円に設定する
・食費6,000円の範囲内なら外食もOKにする
以前の私は、「外食=節約の敵」と考えていました。
でも、考え方を変えました。
「食費を週6,000円以内に収められるなら、外食してもいい」そう決めたのです。
すると、不思議なことに以前ほど「外食したい!」という欲求が強くなくなりました。
「絶対に外食してはいけない」と思っていたときよりも、むしろ落ち着いて食事を楽しめるようになったのです。
貯金額も増え、ストレスは減った以前は、毎月2万円ほど貯金できればいい方でした。
それが、仕組みを変えてからは毎月3万円ほど貯金できるようになりました。
もちろん、1万円増えたことも嬉しかったです。
でも、それ以上に嬉しかったのが、節約に対するストレスが大きく減ったこと。
以前の私は、「今日はお金を使わないようにしよう」「外食したらもったいない」「出かけたらお金がかかる」と、常にお金を使うことを気にしていました。
今は、「これは自分に必要なもの?」「このお金を使うことで、私は何を得られる?」と考えるようになりました。
全部を我慢するのではなく、必要なところには使う。その代わり、興味のないところは削る。
この考え方に変えてから、節約がずっと楽になりました。
お金の貯め方には、実は「正解」がある
お金の貯め方には、ある程度の「正解」があるということです。
もし今、「なかなかお金が貯まらない」と悩んでいるなら、一度本屋さんに行って、お金や貯金、家計管理について書かれた本を何冊かパラパラと見てみてください。
面白いことに、著者やタイトルが違っても、書いてあることは意外と似ています。
例えば、
・先取り貯金をする固定費を見直す
・不要なサブスクを解約する
・通信費を見直す
・家計を把握する
・無理のない予算を決める
・余ったお金を貯金するのではなく、先に貯金する
など。
もちろん、人によって収入や生活環境は違うので、全員がまったく同じ方法で生活できるわけではありません。
でも、「お金を貯めるための基本的な考え方」は、実はそれほど難しくないのだと思います。
昔の私は、それを知らなかった。
だから、
お金を貯めたい→お金を使わなければいい→外食を減らそう→出かけるのもやめよう→とにかく我慢しよう
という、とても単純な方法しか思いつきませんでした。
でも、本当に必要だったのは、もっと自分を苦しめることではありませんでした。
「どうすれば、生活の満足度を下げずに支出を減らせるか」を考えることだったのです。
先取り貯金をして、固定費を見直して、不要な支出を減らす。
そして、残ったお金は自分が楽しむために使う。こうした基本的な方法を知ったことで、私の節約生活は大きく変わりました。
だから今の私は、「お金が貯まらないから、もっと我慢しなければいけない」とは思っていません。
むしろ、「まだ、自分に合ったお金の貯め方を知らないだけかもしれない」と思っています。
節約に疲れている人ほど、さらに我慢する前に、一度「お金の貯め方」を勉強してみる。
それだけでも、今までとは違った方法が見つかるかもしれません。
節約は「我慢大会」ではありません。
昔の私は、節約とは、「できるだけお金を使わないこと」だと思っていました。
でも、今は少し違うと思っています。節約は、「自分にとって必要のない支出を減らして、大切なことにお金を使うこと」なのではないでしょうか。
食べることが好きなのに食費を極端に削れば、いつか反動が来る。
外出することが好きなのに、何もかも我慢すればストレスが溜まる。
それなら、無理に全部を削るのではなく、「ここは削れる」「ここは残したい」と、自分なりの基準を作った方が続けやすい。
私の場合は、食事を完全に我慢するのではなく、週6,000円というルールを作りました。
そして、通信費や固定費、使っていないサブスクなど、自分の生活の満足度をあまり下げずに減らせるものから見直しました。
その結果、貯金額は増えたのに、以前より節約が苦しくなくなりました。
節約は「我慢すること」ではなく「仕組みを作ること」。
今でも私は、資産形成のために節約をしています。
でも、昔のような「とにかくお金を使わない」という節約ではありません。
先取り貯金をして、固定費を見直して、使っていないものを解約して、食費には予算を決める。
そして、その予算の中なら自分の好きなことにも使う。
この仕組みを作ったことで、節約に対する考え方が大きく変わりました。
節約は、我慢し続けることではない。むしろ、我慢しなくてもお金が残る仕組みを作ることが大切なのだと思います。
昔の私は、節約に疲れては反動でお金を使っていました。
今思えば、もっと早く「我慢する節約」から「仕組みで貯める節約」に変えていればよかったと思います。
これからも私は、全部を我慢するのではなく、お金を貯めながら、自分の好きなことも楽しめる生活を目指していきたいと思っています。
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